「総務やさん」第1105

●トランプ氏のリーダーシップ力

・・・・(株)総務システムサービス
代表取締役 伊藤 碩茂(ヒロシゲ)

 近年、ドナルド・トランプ氏のリーダーシップに対して懐疑的な見方を示す人が増えていると指摘されています。
 もともと評価が大きく分かれる人物ですが、ここにきて「強い指導者」と捉える層と、「統治能力や安定性に不安を感じる」層の差がさらに広がっているという見方があるようです。

 その背景として、主に次のような点が挙げられます。

○政治スタイル
 支持層を強く動員する一方で、社会全体をまとめるリーダー像とは異なると感じる人も多いようです。また、大胆な交渉姿勢を評価する声がある一方、外交や経済政策では極端な言動が不安定要因と受け取られることもあります。
 支持層が大きく異なるため、両陣営が正面からぶつかり合い、常に批判が絶えない状態となっているようです。

○組織運営や法的問題に対する姿勢
 政権内の離職率の高さや側近との対立は、以前から指摘されてきました。さらに、2020年選挙後の対応や複数の訴訟により、「民主制度を尊重しているか」という観点では、世間から厳しい評価をされているようです。

 それでも支持が根強いのは、既存政治への不満を代弁していると感じる層が多いことや、移民・通商政策などが簡潔で誰にでもわかりやすい等の理由があるからでしょう。ただ、この指示も最近では大きく落ち込んでいる状況です。

 このように評価が真逆になりやすいですが、「リーダーシップがあるか」というより、「どんなタイプのリーダーシップを求めるか」で評価が大きく変わる人物と言えます。
 企業経営型のトップダウンを「決断力」と見る人もいれば、民主国家の指導者には「安定性・制度尊重・調整能力」が必要だと考える人もいます。その価値観の違いこそが、最大の争点になっているのではないでしょうか。


●初夏の愛知に、あの「横高」がやってくる!

・・・・河合 めぐみ(かわいめぐみ)

 初夏の愛知に、高校野球ファンの胸を高鳴らせる、特別な2日間が今年もやってきます。

 6月6日・7日、愛知県高野連の招待試合に登場するのは、数々の名勝負を甲子園に刻んできた神奈川の名門・横浜高校です。
 これを迎え撃つ愛知勢も、東邦、中京大中京、豊川、中部大春日丘という、全国区の実力を誇る4校。これほど豪華なカードが並ぶ週末は、まさに「一足早い甲子園」と言っても過言ではありません。

 当初予定されていた3段階のスケジュールが5段階に細分化され、控除割合の引き下げペースが緩やかになりました。大きな変更点は、2026年10月からの2年間に「70%控除」の期間が新設されたことです。改正前は80%から一気に50%へ下がる予定でしたが、70%を経由することで各段階の減少幅が10~20%に抑えられました。

 一発勝負の「夏の甲子園予選」には、独特の緊張感と美しさがあります。しかし、そこでは負けられない戦いゆえに、どうしても手堅い戦術や、手の内の探り合いになりがちです。

 一方で、この招待試合の魅力は「極限のテスト」と「純粋な挑戦」にあります。全国トップレベルの洗練された組織力を持つ伝統の横高野球に、自分たちの実力がどこまで通用するのか。1ヶ月後に迫る夏の予選に向け、ベンチ入りを狙う新戦力や秘密兵器たちが恐れを知らずにバットを振るい、夏の背番号を懸けた”最終アピール”に挑みます。
 これこそが、負けたら終わりの夏にはない「もう一つの真剣勝負」です。

 2日間にわたる4試合には、それぞれ異なるストーリーが隠されています。

 刈谷球場で行われる初日は「伝統とプライドの最高峰対決」です。甲子園の最多優勝を誇る中京大中京や、平成の選抜王者・東邦が、横浜高校と見せる「名門の意地」がぶつかり合う重厚なゲームが展開されるでしょう。

 豊田球場に舞台を移す2日目は「新風を巻き起こす挑戦者の野球」が目撃できます。近年甲子園を沸かせた豊川の爆発力や、着実に実力をつけている中部大春日丘が、全国標準の堅守をどう打ち破るか。スピード感あふれる激戦に期待が高まります。

 ぜひ球場に足を運び、彼らの「現在地」と「化ける瞬間」を目撃してください。ここで横浜高校の選手たちと交わした火花、見つかった課題は、間違いなく1ヶ月後の夏の愛知大会を激変させるスパイスになります。 

 球児たちのストーリーを知れば、今年の夏の愛知大会が10倍面白くなるはずです。