「総務やさん」第1119号
政策金利1.25%・・・・・・中期的にどこまで上昇?
・・・・(株)総務システムサービス
代表取締役 伊藤 碩茂(ヒロシゲ)
日銀は次の金融政策決定会合で、政策金利を現在の1.0%から1.25%に引き上げる方針のようです。政策金利が1.25%となるのは31年ぶりということで、報道各社も注目しています。
また、さらなる引き上げにより来年には1.75%になると予想する専門家が多いようです。
かといって、急激な引き上げに極度に構える必要はないかと思われます。今は「景気を冷やすために一気に上げる」という状況ではないため、物価上昇率が2%程度で持続するかを確認しながら、少しずつ上げていくというのが日銀の基本方針でしょう。
日銀関係者への聞き取りや専門家の意見を踏まえると、以下のような予想が妥当かと思われます。
| 時期 | 政策金利の予想 | 見方 |
| 2026年9月 | 1.25% | ほぼ織り込み済み |
| 2026年末 | 1.25〜1.50% | 追加利上げの可能性 |
| 2027年中頃 | 1.50〜1.75% | 現時点の中心シナリオ |
| 2027〜28年 | 1.75〜2.00% | インフレ次第 |
| それ以上 | 2%超 | 現時点では少数派のシナリオ |
現時点での筆者の感覚として、1.25%のままでとどまることはまずないでしょう。おそらく中期的な本命は1.75%、上振れすると2%あたりがありうる見通しではないでしょうか。
ただ、注意したいのは、円安・原油高・賃金上昇が同時に続くケースです。
この場合、1.5%→1.75%→2.0%と勢いよく進む可能性が高まると予想されます。逆に、景気後退や物価の急低下が起きれば、1.25〜1.5%で打ち止めになるでしょう。
秋の夜長に、立ち止まる贅沢を。
・・・・河合 めぐみ(かわいめぐみ)
朝晩の風に少しずつ涼しさが混じるようになり、秋の訪れを感じる季節となりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
さて、もうすぐ「お月見(十五夜)」の季節がやってきます。
「中秋の名月」とも呼ばれ、旧暦8月15日の夜に昇る月は、一年で最も澄んだ美しい満月とされ、この日に月を眺め、感謝を捧げる風習が伝えられてきました。今年、2026年は9月25日(金)にあたるそうです。
お月見の起源は、中国で豊作を祝う「中秋節」にあります。平安時代に日本へ伝わると、貴族たちが和歌や管弦を楽しむ「観月の宴」となり、江戸時代には庶民の間で農作物の収穫を祝う行事として広がりました。
お供えする「ススキ」は稲穂に見立てた魔除け、「月見団子」は円満や幸福の願い、「サトイモ」は収穫の感謝を表すなど、お馴染みの飾り付けにも先人たちの深い祈りが込められています。
古くから日本人は、満ち欠けする月に神聖な力を感じ、自然への感謝を込めて月を愛でてきました。慌ただしい日常から離れ、自然の恵みに目を向ける大切な時間だったのです。
しかし現代を生きる私たちはどうでしょうか。
スマートフォンやパソコンの画面に向き合い、常に流れてくる情報に追われて、夜空を見上げることすら忘れていないでしょうか。
だからこそ、今年のお月見は「あえて何もしない時間」を作るきっかけにしてみてください。
部屋の明かりを落とし、お気に入りの温かいお茶を淹れる。
そして、ただ静かに夜空の月を眺める。
これだけで脳がリフレッシュされ、日々のストレスがすっと引いていくのを感じられるはずです。月を見上げるシンプルな行為は、現代人にとって最も贅沢なセルフケアの時間になります。
25日の夜はぜひ、ほんの5分だけでもベランダや窓辺に出て、夜空を見上げてみてください。皆さまが美しい月とともに、穏やかな秋の夜を過ごせますよう心よりお祈り申し上げます。
